石鹸のリバッチ(再形成)
ソープカービングをしたときに出るあまった石鹸のかけらを
もう一度1つの石鹸に作り直すやり方です。
(※リバッチとは、手作りの石鹸の作り方の1つで、石鹸を
作ったとき、失敗したものや、小さなかけらになってしまった
石鹸を再び石鹸の塊に作り直すことです。)
そして石鹸をリバッチして作ったあと、実際にそれにバラの
花と葉をカービングしました。
このリバッチは、乾燥時間をいれなければ、1時間ほどで
できる簡単なやり方です。
ソープカービングの余り石鹸や失敗作をリサイクルして、
またカービングするために考えた作り方です。
そのため、普通のリバッチ法とは違う点があります。
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・石鹸のかけら ・・・ 80g以上
・グリセリン・・・10〜15ml(小さじ2杯)、
または透明石鹸15g
・水・・・30ml(大さじ2杯)
(苛性ソーダは使わないので精製水でなくてもできます。)
・グラニュー糖 ・・・8g(小さじ2杯)
(上白糖の場合はやや多めにしてください)
・ボウル ・・・ステンレスか耐熱ガラスのもの
・おろし金・・・何でもいいのですが細かくおろせるもの。
(写真のはチーズおろしで¥400くらいでした。)
・ココット皿・・・直径9cmのものを使いました。
・スプーンまたはヘラ・・・固いものがやりやすいです。
・ラップフィルム
補足
・グリセリンは薬局にいけばすぐに手に入ります。
化粧品の材料になる保湿成分です。写真のは¥300くらい。
・透明の石鹸を使う場合、何色でもいいです。
M&Pソープでなくても、透明の石鹸はグリセリンを多く
含んでいて溶けやすいです。
(※M&Pソープは溶かして固める手作り石鹸の材料の
グリセリンソープです。)
・ココット皿でなくても、紙のマフィンカップやケーキ型でも
できます。
ただ、紙のカップは使い捨てなので、何回もリバッチ石鹸を
作るとしたら、何回も使える入れ物のほうがいいと思います。
・それぞれ、白・グリーン・ピンクの石鹸をリバッチして
カービングしました。
わたしは、単色で作りましたがいろいろ混ぜても綺麗な
石鹸になりそうです。↓
【リバッチしたときに気付いた点…など】
軟らかくてしっとりした石鹸より、固くて乾燥した
石鹸の方がおろしやすいですが、細かい粉が飛ぶのでマスク
をしたほうがいいと思います。
砂糖を入れると泡立ちの良い石鹸になるのですが、入れ
過ぎるとできあがりが固くなります。
(砂糖菓子みたいになってしまいます。)
このやり方は大きめのかけらを再生したい場合に向いて
ます。(細かい削りかすは、パウダー状にするのが難しい)
ただ、ソープカービング目的でなければ、石鹸をパウダー状
にしなくても細かくカットする程度でいいと思います。
大きい粒(削りかす)のまま作ると、できあがりがムラに
なり、とてもカービングしづらかったです。
元の石鹸が、乾燥していたらグリセリンの量を多めにして
ください。
直火(鍋に直接石鹸を入れる)でもやってみました。
直火だと石鹸が粉状でなくても、できあがりの石鹸が滑らかに
なったのですが、匂いがすごいし、鍋に焦げつくのでやめ
ました。
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グリーンの石鹸は(株)ペリカン・のどかギフトセット・
あろえ石鹸から作りました。
(固くなって彫れなくなった石鹸を使用。)
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